2014年2月26日
株式会社ミヤタサイクル
ポルトガルでの成功
ヴォルタ・アオ・アルガーベでTEAM LAMPRE-MERIDAは残り2日間のステージレースで優勝することはできなかったが、更なる飛躍を目指すチームにとって成功を見事に収めた。ルイ・コスタ選手は、第4ステージで再び2位入賞とポイントジャージを獲得、またチームはチーム総合で優勝。サッシャ・モドロ選手はファイナルステージを5位でゴールした。
TEAM LAMPRE-MERIDA は積極的なムードでヴォルタ・アオ・アルガーベの第4ステージに望んだ。クリス・ホーナー選手はAlto do Malhao での2つの上り坂でアタックを試みた。決定的な差をひらくことはできなかったが、先頭を走っていたミハウ・クフャトコフスキ選手はクリス・ホーナー選手の走りに影響されて残り50キロ地点でチームメイトと離れてしまい孤立状態になっていた。しかし、ステージの距離が短く、ミハウ・クフャトコフスキ選手の総合リーダージャージを奪取することは出来なかった。
Alto do Malhao の2つ目の上り坂でステージ優勝を争っているなか、総合順位でトップ3の選手たちが熱いバトルをくりひろげていた。何度もアタックをしかけたが潰されてしまい、アルベルト・コンタドール選手は少し有利な状態から勝利を収めることができた。その3秒後にルイ・コスタ選手がゴールし、今大会4日間で3度目の2位の座を獲得した。タイム差はさほど差がひらかなかったために、総合順位に影響を与えなかったが、6位に入賞したクリス・ホーナー選手のおかげでチーム総合順位を上げることに成功した。
5日間レースの最終ステージでは再びスプリンターたちの争いとなり、チーム一丸でサッシャ・モドロ選手を可能な限りベストなポジションに誘導していった。チームは見事にこのミッションをこなしたが、今季4度優勝を飾っている サッシャ・モドロ選手はスプリントをフェンスよりにスタートしてしまった。マーク・カベンディッシュ選手が圧力をかけてくるなか、加速する前にコンマ数秒ほど動きが止まってしまった。結果、ベストをつくしながら5位でゴールした。
第1ステージでの優勝、ルイ・コスタ選手による3度の2位入賞、そしてサッシャ・モドロ選手によるファイナルステージでの5位入賞、総合ポイント賞とチーム総合での優勝、最後にルイ・コスタ選手による総合順位3位などの好成績をヴォルタ・アオ・アルガーベで残したことは、TEAM LAMPRE-MERIDAにとって大成功な結果となった。