Successful Worldcup opener in Nove Mesto

The MULTIVAN MERIDA BIKING TEAM の Gunn-Rita Dahle Flesjå 選手が MTB クロスカントリーワールドカップの初戦を2位でゴールした。また、体調不良が続いた Thomas Litscher 選手と José Hermida 選手が完全復帰を果たした。さらに、その内の1名が新型のMERIDAバイクでレースに挑んだ。

チェコ共和国のNove Mesto　で開会した本大会では人工的な岩場コースや木の根っこがむき出しになっているさまざまなコースが準備されており、選手たちにとって過酷なレースになることを誰しも予想していた。さらに、大会前日まで大雨が降り続き、コース難易度はさらに増していた。しかし、Gunn-Rita 選手は冷静な判断力でスイス出身のJolanda Neff選手と終始優勝を競っていた。

最終的にGunn-Rita選手は僅か2秒差で1位の座を Jolanda 選手に譲ってしまい、MTB世界優勝記録の更新はお預けとなってしまった。この思いがあってか、レース後も彼女は複雑な気持ちでいた。「とてもいい状態でレースに挑みましたが、僅か2秒差で優勝を逃してしまい、複雑な気持ちでいます。この悔しさは次週Albstadt で開催されるワールドカップで晴らしたいと思っています。それまで、些細なミスがないように徹底します。また、シーズンスタートから体調も万全なために優勝は狙えると確信しています。」とレース後に笑顔でコメントしてくれた。

その一方で、男性陣のエリートレースでは約150名が出場し、The MULTIVAN MERIDA BIKING TEAM からも Hermida 選手、Litscher 選手、Ondrej Cink　選手、Julian Schelb選手が出場していた。長らく体調不良でレース出場を控えていた Litscher 選手も、今大会から完全復帰となった。76位からのスタートではあったが、徐々にペースを上げては最終的には8位入賞で本人は予想以上の健闘だったと振り返る。「エリートレースに復帰したばっかりですが、ここまで好成績を出せたことに自分でも驚いています。また、この結果には大変満足しています。」とレース後に Litscher 選手がコメントしてくれた。また、Hermida選手はLitscher 選手の40秒後にゴールし、10位入賞を果たした。「レース開始後、自分のペースがうまく取れずにいたが、レース中盤から上手くリズムに乗ることができ、結果10位でフィニッシュすることができました。」とHermida 選手が語った。また、今大会でHermida 選手がMERIDAの新型 96 -フルサスペンション- でNove Mesto に参加し、会場を沸かせていた。このバイクは Albstadt で開催されるワールドカップで公式に発表される。

今大会で The MULTIVAN MERIDA BIKING TEAM は女性エリート部門で2位でのフィニッシュ、男性エリート部門では2名がトップ10入りを果たした。その一方で、Cink 選手はレース序盤から上位ポジションを狙っていたが、運悪くに落者にあってしまい大きなタイムロスになってしまった。その結果、悔しくもホーム地22位でのゴールとなった。また、今回エリートレースに初参加となった Schelb選手はファーストラップで体調不良を理由にレースを辞退することになった。さらに、オランダ出身のRudi van Houts 選手は前回からのレースの怪我により、今大会の出場を断念した。

XCO Worldcup, Round 1 in Nove Mesto/CZE
Result Women:

1. Jolanda Neff, SUI, in 1:34.29 hours
2. Gunn-Rita Dahle Flesjå, NOR/MULTIVAN MERIDA BIKING TEAM, + 0.01
3. Pauline Ferrand Prevôt, FRA, + 1.39

Result Men:

1. Jaroslav Kulhavy, CZE, in 1:33.27 hours
2. Nino Schurter, SUI, + 0.24
3. Julien Absalon, FRA, + 1.16
further down:
8. Thomas Litscher, SUI/MULTIVAN MERIDA BIKING TEAM, + 3.13
10. José Hermida, ESP/MULTIVAN MERIDA BIKING TEAM, + 3.53