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2017年08月21日
株式会社ミヤタサイクル

Vincenzo Nibali on top in Andorra

バーレーン・メリダ プロサイクリングチームは、ツール・ド・ポローニュとビンクバンク・ツアーで一勝も挙げることができませんでした。しかし、ヴィンチェンツォ・ニーバリはブエルタ・ア・エスパーニャのアンドラでの第3ステージ終盤、強豪選手率いる集団スプリントで勝ち、その状況を一変させます。

バーレーン・メリダ プロサイクリングチームのヴィンチェンツォ・ニーバリは、ジロ・デ・イタリアで表彰台に登った後、レースに出ず、しっかり休息していました。このツール・ド・ポローニュは、彼にとって今シーズン後半の始まりを意味します。ブエルタ・ア・エスパーニャに意気揚々と挑みましたが、その様子から以前にもこのレースで勝っているのは不思議ではありませんでした。今年3度目のグランツールを前に、彼の順位は総合2位、そして勝者はツール・ド・フランス覇者のクリス・フルームと予想されました。そしてチームは怪我や健康上の理由から、ラムーナス・ナヴァルダウスカスとコンスタンツィン・シフトフの主要ライダー2人を欠くことになります。

バーレーン・メリダ プロサイクリングチームは、レース前に有力な選手2人を失ったにもかかわらず、フランス南部の街ニームで行われたチームタイムトライアルで好調な滑り出しを見せます。青/赤/ゴールドをまとったライダーたちは、優勝チームに31秒差を付けられ、9位でゴール。第2ステージでは、チームに複雑な空気が流れます。ハビエル・モレノが残り61kmで落車に巻き込まれ、顎を骨折。早々とレースを去りました。一方、ヴィンチェンツォ・ニーバリは経験と格の違いを見せつけ、終盤で逃げる選手を追い、2位以下に数秒差を付けました。

ブエルタ・ア・エスパーニャ3日目。この日はピレネー山脈からアンドラへと向かい、1級の登りを2回、2級を1回登ります。最後のアタックは残り28km地点で繰り出され、クリス・フルームが最後の登りで強烈な加速を見せつけ、勝利を掴みとろうとしました。ヴィンチェンツォ・ニーバリはフルームの後をすぐさま追えなかったものの、バーレーン・メリダ プロサイクリングチームのキャプテンである彼は、フルームとの差を登りでわずかに抑え、優れた下りの技術でその差を縮めました。これが功を奏し、彼は残り2kmで先頭に躍り出ます。残り300m、抜群のタイミングでアタックを仕掛けた彼は、ステージ優勝を飾り、ワールドツアーでの輝かしい一勝をチームにもたらしました。ニーバリは総合順位を5位に上げ、フルームとの差は10秒となりました。

サイクラシックス・ハンブルクでは、ハインリヒ・ハウスラーが膝による長期の故障から復活しました。しかしこのドイツ北部のレースでバーレーン・メリダ プロサイクリングチームを任されたキャプテンは、ニコロ・ボニファツィーノとソニー・コルブレッリの2人。このため、チームは序盤のアタックに巻き込まれないようにし、集団スプリントが発生しても良いよう、スプリントのスペシャリストたちのためにパワーの温存に徹しました。これは成功したものの、ニッコロ・ボニファツィーノは大混乱の最終1kmで差を埋められません。その結果、彼は14位でゴールラインを通過。ハインリヒ・ハウスラーは彼の次にゴールしました。

72nd Vuelta a España
Stage 3: Prades Conflent Canigo - Andorra la Vella, 158.5km

1. Vincenzo Nibali, ITA/BAHRAIN MERIDA PRO CYCLING TEAM, in 4:01.22 hours
2. David de la Cruz, ESP, st
3. Chris Froome, GBR, st

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